◎ 平岡晴子委員
次に、交通安全対策についてお伺いいたします。
先日、八王子警察の方のお話を伺う機会がありまして、昨年度の八王子の事故件数、これは人身事故なんですけれども、3.569件の事故があったということです,これは、都内のワーストワンという数字だそうです,その中でも12歳未満の事故の件数というのが275件,そのうち35%が登校や下校のときに発生しているということでした.大人の視界というのは、ほぼ180度あるそうなんですけど、子どもの視界というのは、その半分の90度しかない。また、大型箪の直前からは見落とされやすいというようなこともあって、青信号を守って渡りましょうとか、よく左右を見て渡りましょうというような指導をスロ一ガン的にしているだけでは、なかなか交連事故は減っていかないというふうにも思います,交通安全のスロ一ガンだけでは守れないという観点から、安心して子どもたちが学校に通うことができるように、交通環境の整備というものも、積極的にさらに推進していってほしいというふうに思いますけれども、具休的に、各学校などから上がってくる通学路についての改善要望に対して市はどのように対応されているのか一緒に現場を確認するというようなことも必ずなさっているのかどうかということも含めて、お同いいたします。
◎ 坂井学校教盲部長
PTAとか学校、または町会、さまざまな形で教育委員会の方にもそういった要望が参ります。その場合には、現場の確認を、必ず要望を提出された方、道路管理者とかまたは警察等と一緒に確認をしながら、そういう中で、改善を要するというふうに判断されたものについては、それぞれの所管に教育委員会の方からも要望を出しております。
◎ 平岡晴子委員
具体的に、昨年度、例えばどれぐらいの要望があったのか。そして、改害に結びついた件数というのはどれぐらいなのか、お伺いいたします。
◎ 坂井学校教膏部長
全部で二十数件ございますが、内訳としては、特に警察の絡みますといいましょうか交通規制の関係で、4件ほど実施ができていないものがございますが、それ以外のものについてはすべて改善がされております。
◎ 平岡晴子委員
そこで、以前から要望があった上川橋の交差点の問題について.以前、一般質問でも取り上げさせていただきましたけれども、依然としてそのままの状態であるということから、質問させていただきたいと思います。
分離式信号については、現在の交差点、多くは人と車を一緒に流す、同じサイクルで流すという二現示というサイクルになっているわけなんですが、分離式というふうにしますと、一たん車は全部ストップさせて、歩行者だけが安全に横断ができるという、1つサイクルを加えて、三現示というふうなやり方、そういう信号の運用の仕方をするのが分離式信号というふうに言っているわけですけれど、今から8年前、青信号を守って渡った、当時小学校5年生の長谷元喜君、この子が前方不注意の左折ダンプにひかれて命を失うという大変痛ましい事故がありました。現在の状況も、さらに新しい道路が、あきる野方面に向かう道路だと思うんです、閏通しまして、さらに危険が増しているというような状態だということですが、1日の交通量ですが、昼間は、歩行者が60人から70人、通行車両は約8.000台といった状態で、こういった場所にこそ、押しポタン式の分離信号化というのが望まれるのではないかというふうに思います。現在、市内では、押しポタンではないんですが、元本郷と中山、2カ所にそうした分離信号が設置されております。
昨年12月には警視庁が方針を転換しまして、右左折する車による歩行者の死亡事故が95年と99年の比較で2割も増加していると。人と車が交差しない信号システムというものを本格的に導入する必要があるというふうに判断して、分離信号を通学路から重点的に配置するという方針を打ち出しているそうです。ぜひこの上川橋の交差点についでも、早急に分離信号化をしていただきたいというふうに思います。今の現状、警察などの動きなど、どうなっているのか、お知らせいただきたいと思います。
◎ 下田環境部長
上川橘交差点の信号機でございますが、新小峰トンネルの開通に伴い、交通量が増加するというふうに警察の方でも見込んでいるようです。警察では、その時点で、分離信号が設置できる方向で、今、検討しているということです。
◎ 平岡晴子委員
設置できるように検討しているということですが、その可能性としては、どれぐらい設置の可能性があるのかということはおわかりになりますか。
◎ 下田環境部長
検討しているということですから、可能性があるということで検討しているというふうに認識しております。
◎ 平岡晴子委員
当時、2万人の、地元の町会を初め多くの方の署名を集めて、設置要望について提出されています。地元の皆さんが本当に頑張って要望されたことですので、確実にそこが、可能性があるということですが、さらに市からも強力に働きかけをしていっていただきたいと思いますが、市はどのような働きかけをなさるつもりなのか、働きかけを、早息に設置するようにということを後押ししていくようなお考えがあるか、お伺いします。
◎下田環境部長
きょうの委員さんの意見を踏まえて、警察の方へ前向きに要望していきたいというふうに思います。
◎ 平岡晴子委員
ぜひ、よろしくお願いいたします。
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