分離信号Q&A

 

1,分離信号と歩車分離信号はどのよう
にちがうのですか?

「分離信号」と「歩車分離信号」は
同じ意味の言葉です。

「分離信号」は、1994年11月11日
発生の「上川橋交差点事故」をきっかけと
して、遺族が東京都を
相手に起こした信号機の運用を争う裁判の
中で生まれました。
「分離信号」の意味は、「人と車を分けて
流す信号」です。

その後警察庁は、「分離信号」を
「歩車分離信号」
と名付け現在にいたっています。従って
「分離信号」=「歩車分離信号」と言う
ことができます。
交通問題として話をするときは「分離信号
」と述べた方が簡便で話しやすいようです。

     

 

2,分離信号に改善するには大変コストが
かかるのですか?

「分離信号」への改善は、とても安価
にできます。

「分離信号」は、一般信号を改善して作り
ますが、今ある信号システムをそのままに
、信号のロジックを変更
するだけなのです。
大規模交差点では、現在の信号機に→信号
を追加するなど多少高くつくことがありま
すが、小さな交差点では
信号機の時間調整(ロジックの変更)だけ
です。

      


3,分離信号にすると、どれだけ安全にな
るのですか?

「分離信号」に改善すると、歩行者事
故が70%減少します。

2002年9月 全国100カ所で6ヶ月間試
験運用されていた分離信号の運用結果が警
察庁から発表されました。
発表結果記します。一般信号(非分離信号
)を分離信号に改善すると事故が激減する
ことが実証されました。

【全交通事故】 182件から122件に   
 42%減少
【歩行者事故】 30件から 8件に    
70%減少
【車両事故】 148件から103件に    
30%減少
【渋  滞】 15.1Hから14.85Hに   
2%減少

もともと分離信号は、人と車を分離して流す
システムですから歩行者の安全が劇的に高ま
るのは当然のことです

 

      



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