「森にかえった しな乃」は、交通事故によりたった9歳で、その人生を終わらなければならなかった愛くるしい少女のご家族により作られた追悼文集の名前です。絵が得意だったしな乃ちゃんの作品と両親の短歌が数多く収められている文集がそっくりホームページになりました。このホームページは”ストップ・ザ・交通事故”と呼びかけています。
仕事に遊びに恋に青春を目いっぱいエンジョイしていた23歳の若者が無謀運転のトラックに蹂躪され、洋々たる将来を一瞬のうちに無にされてしまいました。徹底的にネアカで誰からも慕われた息子を想い、両親が追悼文集を創るとともに、交通事故への警鐘を世に広く鳴らすことを願い作られたホームページです。
従弟が大きな事故に巻き込まれて、わたしは初めて交通事故の悲惨さを実感しました。それは、事故のニュースを目にするたびに想像していた状況とは比べ物にならぬほど辛いものでした。この体験をヒトに伝えたい。そしてそのヒトが疑似体験により交通安全を心がけるようになってくれれば、あながち従弟の辛い状況も辛いだけで終わらずに済むのではないか...と思っています。従弟の事故をもとに学んだことも公開していますので、同じ苦しみを持つヒトのお役に立てれば...とも思っています。
八向亮(やむき・りょう)が交通事故で亡くなってから、平成12年6月で丸5年目を迎えることとなりました。3回忌の時には追悼集を出しました。亮の月命日には、ほとんど欠かさず我が家に来て亮を偲んでくれる友達数名や、お墓参りに来て頂いている沢山の方々にも、これからも、いつまでも亮の思い出がその胸に生き続けていられるように、又、悲惨な交通事故に遭わない事を願ってこのホームページを親の哲と雅子が作るに至りました。・・・・・17歳で亡くなられた亮君の詩集が、印象的です。 |