で岡山、倉敷の4カ所の分離信号、山陰中央新報では米子市、鳥取市での 分離信号が報じられるなど、各地で分離信号設置の報道がなされました。 行者の安全を願う人々にとっては、やはり大変好評のようです。 2002.1.17 北日本新聞 富山 2002.1.17 毎日新開 大阪 2002.1.24 讀賣新聞 島根 2002.1.28 讀賣新聞 群馬 2002.2.3 朝日新聞 群馬 2002.1.29 上尾新聞 前橋 2002.2.8 愛媛新聞 松山 北日本新聞 2002年1月17日 る歩行者と右左折車の通行を時間的に分離し歩行者を優先する、「歩車分離式 信号」を試験的に導入する。 全国百カ所で実施する試験運用の一環。信号機は従来の型と変わらず、色や矢 印で通行を調整する。 富山市内の設置場所はJR富山駅北口と南新町の県道交差点。同駅北口は通 勤通学時間の通行が多く、南新町は近くに小学校があり、児童の安全確保の必 要性があることから、モデル地区に選ばれた。 する車だけを通行させる。歩行者が赤信号で止まった後、左折車、右折車を順 次通し、歩行者と車が交錯しないようにする。駅から出る車は、これまで通り 通行する。南新町はスクランブル交差点にする。 どを検討する。 □ 歩車分離式信号 箕面市箕面5交差点 歩行者の安全も渋滞解消も−。警察庁は昨年末、全国100カ所に「歩車分離 式」のモデル信号機を設けた.歩行者と車が交差点を通る時間を分ける分離式 信号は、歩行者の命を守ることを優先する交通システムだが、「信号待ちの時 間が長くなる」などの理由で、全国の信号機のうち1%程度にとどまっている 。しかし、モデル借号の一つとしてスクランブル式の分離式信号が設置された 箕面市箕面5の交差点では、信号のサイクルの工夫によって、むしろ以前から の慢性的な渋滞が緩和された. 【猪飼順】 ロ スクランプル化で渋滞緩和 信号サイクルを工夫 南北に走る主要地方道豊中亀岡線と東西の箕面池田線が交わる箕面5丁目交 差点は阪急箕面線箕面駅から約200メートル。周辺は小売店、スーパー、銀行 などが建ち並ぶ商店街となっている.駅から市役所やホールなどに向かうルー トにもなっているため、買い物客だけでなく、一日中人通りが絶えない。市内 で最も人と自転車の通行が多いエリアだ。 一方、市内の主要道路でもあるため、車両の通行量も多い。信号を変更する 前に箕面署が調べた通行量は、1時間当たり、南から北が440台、北から南が45 0台、西から東が340台、東から西が78台。箕面池田線は片側1車線で右折レー ンもない.数多くの歩行者が交差点を横断している間、右左折を待っ車が道を ふさぐため、特に西から東方向へ向かう道は常に渋滞している状態だった。さ らに信号の間に曲がり切れなかった車が、赤になってからも右左折し、「ヒヤ リ」とすることが多かったという。 地元の箕面地区商店会連絡協義会は昨年6月、「歩行者が渡っていても右左 折してくる車がいて危険」としてスクランブル化を求める要望書を市や箕面署 に提出した。交差点内での人身事故はないものの、00年10月には交差点から数 十メートル離れた場所で、渋滞している車の列の間から横断しようとしたお年 寄りがはねられて亡くなる事故も起き、改善を求める声が多くなったのだ。 昨年12月11日から、信号のサイクルを変更。〈1)東西の車専用〈2)南北の 車専用(3)全面歩行者の順に青信号が出るようになった.これまで、渋滞の ため、1回の青信号で5台ほどしか通過できないこともあった西から東への通行 量は、14〜15台へと増加した。青信号の時間は短くなっても、歩行者の横断を 待つ「イライラ」がなくなったせいか、信号を無視する右左折車両も見かけな かった。 買い物に行くという近くの主婦(62)は「前は車に追い立てられるような気 持ちで渡っていたが、これなら安心できます」。信号機改善の要望を出してい た小瀬戸昇三・箕面地区藤津会連絡協義会長は「まだ慣れずに戸惑っている人 もいるようだが、平日の渋滞は減ってきている.ゆっくり横断できると買い物 客に好評だ」と歓迎している。 箕面署交通課も「歩行者と車を分けることで、無理な右左折車が減れば、よ り歩行者の安全が増す」という。同署は、さらに状況を調査して、信号の時間 や順序を調整したいという。 讀賣新聞 島根 地域ニュース 2002年(平成14年)1月24日)(木曜日) 松江で右、左折時の事故防止 試験運用を松江市内の二か所で始める。交差点で後を絶たない右折、左折時 の人身事故を防止しようという試みで、休日などに限った運用だが、県警交 通企画課は「事故を減らすには歩行者の安全確保が重要。交通量との兼ね合 いも考えながら、県内での今後の整備計画を考えたい」としている。 一般の交差点は、歩行者用信号が青になると、横断歩道と平行した道路の車 の信号も青になる。「分離信号」は、平行した道の信号を直進だけにしたり 、赤信号にしたりして、歩行者が横断歩道を安全に渡れるようにする点灯方法。 停車時間が長くなるという側面もあり、警察庁は全国百か所で試験運用し、状 況を分析することにした。 今回、松江市で導入するのは、同市天神商店街にある「天神町交差点」 (同市天神町)と「スティックビル前交差点」 (同市白潟本町)の二か所。 休日や毎月二十五日に開かれる「天神市」の際は人出が多く、県警の調べで は、天神町交差点は一時間あたり最大千四百五十人が通行していることから 選んだ。 運用は二十五日から毎日曜と休日、天神市の開催日の午前十掛から午後五 時まで。横断歩道の信号を青にするときは、すべての車道の信号を赤にす るいわゆる「スクランブル交差点」形式を採用するが、歩行者の斜め横断は できない。実施後に県嘗交通企画課は」両交差点の歩行者から意見を聞き、 周辺の交通状況の変化などを調べ、二〇〇三年度以降の信号機整備計画に反 映させる。 【写真】 分離信号の運用が始まる松江市白 潟本町のスティックビル前交差点 2002.1.28 讀賣新聞 前橋 分離型の信号機導入 新前橋駅前 番前交差点」で、歩行者信号が青の間は、歩行者と同じ 方向に通行する車は直進だけで右左折は出来ないシス テムの信号機を導入する。県内では初の運用となる。 この「通行権分離型信号機」は、通常の三色灯の下 に直進車両用の青矢印灯を設置。同方向の歩行者用灯 が青の間は青矢印灯がつき、歩行者用灯が赤になっ てから三色灯の青がつく仕組み。午前七時−午後七時 の運用。 新前橋交番前交差点では、JR新前橋駅から周辺 の学校や企業に向かう歩行者が多く、車が歩行者の列 の間を縫って、無理に右左折する光景も見られ、危険 性が指摘されていた。 同時に、高崎市高松町の「高崎保健所前交差点」に、 スクランブル型信号機を設置するが、こちらは県内十 か所目。設置費は二か所で計約七百万円。 【写真】 三色灯の下矢印灯が設置された新前橋交番前交差点の 信号機(後方はJR新前橋駅) 県警が試験設置 日から、車と歩行者の通行に時間差をつける「歩 車分離型信号機」を、前橋、高崎両市内の二カ所 の交差点に試験的に設置、利用者の意見を聞き ながら、安全で円滑な交差点づくりに取り組んで いく。 新しい信号機は、歩行者用の信号が青色の時、 直進車両だけを青矢印信号で通行させ、右左折車 両は歩行者用信号が赤色になってから通行させる 「通行権分離型」の信号機。県内で初めて前橋市 新前橋町の「新前橋交番前交差点」に設置する。 高崎市高松町の「高崎保健所前交差点」に設置 するのは、交差点への進入車両をすべて赤信号で 停止させ、交差点のすべての横断歩道の信号を同 時に青信号にするスクンブル型。すでに県内九カ 所の交差点で運用されている。 信号機の設置は、高齢化社会に対応して、警察 庁が進めている歩行者の安全を重視した交差点づ くりの一環。本県では二月一日から午前七時−午 後七時の時間帯に運用する。 「新前橋交番前交差点」はJR新前橋駅の利用に 歩行需要が高いため、通行権の分離型を駅に伸び る直線道路だけで運用。 「高崎保健所前交差点」は周囲三方向に保健所や 裁判所、音楽センターがあり、多方向への歩行需 要が高いため、スクランブル型にした。 県警交通規制課は「設置後、車と歩行者の両方 から生の意見を積極的に収集し、よりよい信号機 づくりを目指したい」と話している。 2月1日から運用する通行権分離型の信号機 (写真は試験中)=前橋市新前橋町「新前橋 交番前交差点」 __________________________ 新方式の信号機登場 ろうと、県警は1日から前橋市のJR新前橋駅前 の交差点に、新方式の信号機を県内で初めて設置 した。 新しい信号機は「通行権分離型」と呼ばれ、歩 行者用信号が青の約20秒間、車両は直進のみ可能 の矢印青信号で、右左折車は停止。歩行者信号が 赤に変わると、車両用が青となり、右左折車両も 通過できる。 歩行者にとって、横断歩道に車が横切って来る ことはなく、安心して横断できる仕組みだ。 JR新前橋駅前は、周辺に学校、会社、予備校 などが多いところ。朝は交差点を渡る歩行者が切 れ目なく続き、その列の間をぬうように車両が右 左折していた。 青信号だが、なかなか右左折できなかったドラ イバーにもおおむね好評だ。同駅前で客待ちして いたタクシー運搬手(55)も「歩行者がない時に通 過できるので、赤が少し長くても苦にならない」 と話していた。 このシステムは午前7時から午後7時まで。そ れ以外の時間帯は従来通り。県営交通規制課で は、今後、この交差点を利用するドライバーや通 行者の意見を聴き、改良を進めるとともに、同様 の交差点の実情を見ながら、同じ分離型の設置を 検討するとしている。 警は8日未明から、松山市湊町5丁目、銀天街西入 り口T字路交差点の信号機を「歩車分離式信号」と して、モデル運用を開始した。警察庁が全国100 交差点で行う試験運用の1つで、安全性や円滑性な どを分析、今後本格的な導入を検討する。同交差点で は、(1)南北から来る車(2)西から来る車(3 )歩行者―の順に通行させるよう信号機を運用し、車 と歩行 者を完全に分離する。歩行者が通行するだけの 時間を設ける点でスクランブル交差点と同様の運用に なるが、今回の方式では、交差点の中央部分に交差す る横断歩道は設置せず、斜め横断はできない。県警は 当分の間、歩行者に注意を促す看板を置き、朝の通勤 時間帯には松山東署員が街頭指導に当たる。
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